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1, ミーシャの旅と哲学

エンタテインメント=entertainment は、動詞entertainの名詞形です。

Entertainには、次のような意味があります(by 英辞郎on the Web)

 entertainmentの意味・使い方・読み方|英辞郎 on the WEB (エンタテインメント=entertainment は、動詞entertainの名詞形です。

Entertainには、次のような意味があります(by 英辞郎on the Web)


①    〔人や聴衆などを〕楽しませる、慰める

例文 He is very good at entertaining people at a party.

   彼はパーティーで人々を楽しませるのが上手です。

②    〔飲食を供して人を〕もてなす、歓待する、接待する

例文 Please do not worry. I didn't come here to be entertained.

   もてなしを受けるために来たわけではありませんので、どうぞお気遣いなく。

Since your visit was unexpected, I am unprepared to entertain you.

突然のお越しでしたので、おもてなしの用意もしておりません。

 

ここから、entertainment は、

  1. 〔人の〕もてなし、歓待

  2. 〔あるものから受ける〕楽しみ、喜び、気晴らし

  3. 〔娯楽の分野としての〕エンターテイ(ン)メント、芸能

  4. 〔公演される〕エンターテイ(ン)メント、演芸、ショー

 のような意味になります。15Cの中期フランス語entretenirから来ているそうで、⇒enter(~の中)+tain(家の中に保つ)⇒招待する、の意味だったとか(by大辞典)。

 

 さて、「エンタの哲学」の導入として、ミーシャの『エンタメデイズ』(マガジンハウス)から入ることにいたしましょう。歌手を本業とするミーシャですが、この本を一目するだけで、実に多方面への好奇心がさく裂して、その関心の広がりと、洞察力に驚嘆させられてしまいます。まずは冒頭の「エンタテインメントを探して」 (p.16)をご覧になってください。


 エンタテインメント。それは、人の心に語りかけてくるもの。ワクワクさせたり、笑わせたり、感動させたり、考えさせられたり、癒したり。私は19歳のときにシンガーとなり、エンタテインメントの世界に足を踏み入れました。もともと、子どもの頃からエンタテインメントに対する意識は、人一倍強かった。だからゆえ、「エンタテインメントをする側になりたい」と考えるようになったのも、それは必然だったのかもしれません。


 この「ワクワクさせたり、笑わせたり、感動させたり、考えさせられたり、癒したり」は、まさに「哲学」がもたらしてくれる「その物」なのです。同書の「人生という旅を続ける」 (p.88)には、羊飼いの少年が夢の啓示にしたがって、スペインからエジプトまで旅をする物語『アルケミスト』(パウロ・コエーリョ著、山川紘矢ら訳、角川文庫)のことを、「『人生』という旅を歩むための知恵やフィロソフィーを読み取る物語」と紹介し、「哲学philosophy」が登場してきます。


 皆さんはどのようなことに「ワクワク」し、何を感じるでしょうか。自由にお話を!

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