これはあの有名なフェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」です。本物は、オランダ、デン･ハーグのマウリッツハイス美術館にありますが、こちらは大塚国際美術館（徳島県鳴門市鳴門町　鳴門公園内）にある、実物の写真を陶板に焼き付けた一品です。ここには、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ･リザ」を始め、システィナ礼拝堂の天井に描かれたミケランジェロの「天地創造」（空間が美術館Ｂ３にそっくり構築されています）、さらにピカソやゴッホなど近代の巨匠の作品、そして古代ギリシアから現代に到る陶板化した名画1,000点が、渦で知られる鳴門の岸壁に造られた地下５階、地上３階の建物に所狭しと飾られています。

　こうした名画にはとても及びませんが、「富士河口湖まちかどミュージアム」では、富士山麓や河口湖など富士五湖一帯で見つけたアートのような数々を紹介しようと考えています。

　「これは何だろう」「こういうのもアートではないか」といった感覚で選んでいくつもりですから、「こんなのもアート？」と指摘されるのは百も承知ですが、肩のこらない「芸術劇場」として楽しんでもらえれば幸いです。

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